20年以上も前・・・仲のいい友人とあるアーティストのコンサートに出掛けた。
歌の合間の語りの中でそのアーティストが口にした英語のフレーズ。
pretend to be happy,when you are blue.
英語の苦手な私でありますが、20年以上経った今でもこのフレーズは脳裏に焼き付いています。
「ブルーな気分の時でも、それを顔には出さずに振舞いなさい・・・・人は時に辛くて悲しい時に出会うことがある。そんな時、辛く悲しい顔を見せてしまうと、周りの皆がそれを気遣い、そしてその周りの皆までも辛く悲しいブルーな気分にしてしまう。辛く悲しい時こそ、それを自らの心にしまい、逆に笑顔を持って振舞うことにしよう。暗い雰囲気を作り出すことなく時が流れることで、いつのまにか自らの心も晴れ、新たな一歩を踏み出していることであろう・・」
日々心掛けてはいるものの、なかなか実践することは難しい。
Clientの一人に、まだ若いのだけれど、1ケ月に一度会うことを楽しみにしている素敵な心の持ち主がいる。
景気低迷の煽りを受けてこの1年間は薄給を余儀なくされ、生活的に決して恵まれた環境ではないのに、それでも愚痴一つ出ることなく「仕事は楽しい。社員やアルバイトから頼られるのが幸せなんだ」と、今日もいつものように笑って話しをしてくれた。
そんな彼の店は、いつも明るい雰囲気で、皆が笑顔で仕事しています。
彼が事務所に訪ねてくる日は、私の心は不思議なくらい穏やかです。自然とそんな気分にさせてくれます。
そう、私だけでなく、事務所の誰もが・・。
”pretend to be happy,when you are blue.”・・彼は誰に言われるまでもなく実践できている一人です。
いずれ近い将来、大きく飛躍する・・・・・私は確信しています。
今日も楽しい時を、有難うございました。