10/10/2009

Yohji Yamamoto

昨日、「<ヨウジヤマモト>民事再生法の適用申請」のニュースが飛び込んだ。帝国データーバンクによると負債総額は約60億円。
記事を見て驚愕し、ショックを受けた。

昭和55年(1980)、大学入学とともにDCブランドブームが開花し、その後、一世風靡。
”Men's BIGI""MonsieurNICOLE""TETE HOMME""Yin & Yang""Arrston Volaju""Comme des Garcons"”Comme Ca Du MODE"・・・
高校時代からアパレル(ファッション)に興味を持っていた自分は、中でも"Y's(ワイズ)"に魅かれた。

慶応大学法学部から文化服装学院デザイン科という異色の経歴も魅かれた理由の一つであったが、何よりも黒を基調とした斬新なデザインは、他のブランドとは明らかに一線を画していた。

その後まもなくDCブランドブームは衰退、あるブランドは撤退し、またあるブランドは低価格帯路線へと変更・・・いつしか一世風靡したファッションビルから次々とブランドショップが消えて行く中、それでも変わらなかったのが、自分の中では、"Comme des Garcons(コムデギャルソン)"であり、そして"Y's"。

”Y's"はその後、デザイナー山本耀司氏の冠ブランド"Yohji Yamamoto"を世に送りだし、世界で通用する日本のデザイナーとして、その地位を揺るぎないものに。

自分は、学生時代から金融機関勤務時代、そして現在に至るまで着るもの殆どが"Yohji Yamamoto"。30年来の付き合いです。それだけに思い入れがあります。

今回の民事再生法適用、昨年末以降の景気低迷に起因するものであり、今後は名乗りを上げている投資会社主導で再建が進むとされていますが、折しも、並列する記事には「ユニクロ、売上高・営業利益とも過去最高を記録。今期も増収増益。向かうところ敵なし」とあり、妙に虚しさを感じます。

「ユニクロ」に「プリウス」。業界は違えど、個性の感じられないものが奇しくも受け入れられる今の時代。いつかは飽きられるだろうと思う反面、このまま淘汰されていくのかも・・との疑念が頭を過る。

先だっての五輪誘致。「TOKYO」は落選した。確かに、”南米初の五輪”の文句に票が動いたのだろうと思われるが、今の日本にそれを打ち破るほどの「個性」がなかったのも敗因の一つだと自分は思う。

また一つ。日本が世界に誇る”個性”が終わりを告げた。
「個性」が失われつつある今、この記事は残念で仕方ない。

10/09/2009

W画面は本当に便利です。


昨日のblogでも少し触れました「W画面(デュアルモニター)」。
数年前にT税理士(昨日も登場した)に勧められ、導入に至りました。

市販のPC(パソコン)は、通常、本体とモニター1台がセットで売られています。(本体だけで売られている場合もありますが・・)私はパソコンを始めてから十数年間は、常にこのセットで購入してきました。

私と同じ仕事をされている方や会社の経理をされている方は経験がおありでしょうが、仕訳入力に決算処理、申告処理や提案書面の作成等を行う場合、2.3のソフトウエア(会計ソフト、申告書作成ソフト、EXCELやWORD等・・)を開きながら作業を進めます。

一つのモニターで何種類かのソフトデータを表示させることも可能ですが、私の場合は、デスクトップパソコンとノートパソコンの組み合わせで、例えばノートパソコンで会計ソフトを開き、そのデータを見ながらデスクトップで開いた内訳書作成ソフトに転記していく・・という手法を採っていました。

数年前、T税理士に「デュアルモニターにせにゃあ(しなきゃ)」と言われたとき、最初はあまりピンときませんでした。なぜなら、デスクトップPCにノートPC。2台のパソコンだからモニターも2つある。「デュアルモニターになってるじゃん・・・。どういうこと?」
1台の本体から2台のモニターという発想が、正直その時は浮かびませんでした。

勧められて早速導入。目から鱗状態です。
従来の2台のパソコンを用いていた時と大きく違うのは、「コピー&ペースト」機能が使えること。(当然、他にも沢山の機能が使えます。)
本当に便利です。
間違いなく作業効率が上がりました。

一昨日のクライアントではありませんが、ある一定の部署以外は、まだまだデュアルモニターを導入しているクライアントは多くないように見受けられます。

ただ昨今モニター単体は驚くほど安く手に入るようになりました。
家電の性能向上は日進月歩。
今後ますます便利になるかとは思いますが、まずは簡単に設置できるデュアルモニター。仕事の効率化を考えて、導入を考えてみては如何でしょうか。

10/08/2009

徹夜と台風


久しぶりに徹夜してしまいました。
「台風が心配で・・」決してそうではありません。

昨日は、あるクライアントの決算手続きのため、パートナーのT税理士と共にクライアントに出向きました。
そのクライアントの顧問を引き受けて、今回で3回目の決算を迎えるわけですが、処理するボリュームが多いため、昨年も一昨年も決算手続きを完了するまでの過程で最低一回は徹夜の作業を行っていました。

「今年こそ、徹夜だけは勘弁願いたい・・」を合言葉に昨日午前10:30から作業に入りました。
が、やはりそう簡単に進むわけはありません。
気がつけば、時計の針は21:00を回っているではありませんか。
台風が最接近する前に作業を終了しなければなりません。
そこで、過去2年間同様に経理の総括責任者であるHさんを人質(?)にとって、作業効率を図るために場所を私の事務所に移しました。

作業は3人の連係プレーと事務所のデュアルモニターのおかげで順調に進みましたが、午前0時を過ぎた頃から睡魔が・・・昨年までと同様、極端に能率が低下し始めました。

そこで、TVをつけると「10年に1度の大型台風」「愛知県直撃」・・との台風情報が。
ちょうど”三重県 尾鷲市”の状況を画面では捉えていました。
眠気覚ましに事務所の外に出ると、風雨とも、にわかにざわつき始めている。時折、強い風も。
ここで仕事切上げて帰るのは危険か・・・・。
残念ながら、この時点で、三年連続3回目の徹夜が決定。

午前3時半を過ぎたあたりから、外は雨風とも激しくなってきました。
昨年あたりなら、この時間帯は3人とも仮眠状態に入っているのですが、今年は妙に元気。
よく、台風になると「自分の田んぼが気になり・・・」とか「屋根瓦が気になって・・・」とかいって暴風雨の中あえて外に出て怪我を負われる方がおられますが、今朝は、不思議とその方々の気持ちが判るような気がしました。
台風接近のさなか、何度も外に出て(勿論、事務所の1Fの屋根のあるところです)、状況を確認する3人が実際ここにもいたわけですから・・・。

所謂”暴風雨”と感じられたのは多分1時間弱ではなかったかと思います。
仕事は予定していたところまで無事終了することができました。

「徹夜」と「台風」の組み合わせ。3人の記憶に残ることでしょう・・・・。

10/07/2009

取引先が倒産した場合



昨日、15:00過ぎにクライアントから一本の電話が入いりました。
「取引先の○○が倒産してしまった。」と。
現時点での○○との関係から派生している実態についてお聞きしたところ、売上対価として受取った手形が3枚あり、うち2枚は取引金融機関で割引し、残り1枚は取引先への支払に裏書きしたとのことでした。
幸いにも、3枚合計が120万円程度であった為、損害に対する影響は最小限に食い止められそうですが、時期が時期だけにやはり堪えます。

取引過程の中で受取った手形は、景気が良く資金繰りに余裕があるときは、期日まで手持手形として保有する場合もありますが、一般的に多くの企業は、手形の期日(満期)前に、割引をして資金化したり、支払の一手段として裏書きします。
ご存じの通り、割引手形や裏書手形は、振出人が倒産すると、金融機関や裏書先から債権額について遡及されます。

金融機関は、割引に際し振出人の取引銀行(手形の支払銀行)に対して信用照会を行います。場合によっては、大手信用調査機関に調査依頼したりもします。然し、それをしても振出人の直近の経営状態を把握することは実質困難です。況や一般企業が取引先の経営実態を掴むことは、余程のことがないかぎり不可能です。
だからこそ、取引先の倒産を、ある日”突然に”知ることになるのです。

「倒産によって持っていた手形がパーになってしまった。」・・・耳にしたことがあるかと思います。
手持手形が紙屑と化すのも当然に厳しい状況が生まれますが、それ以上に、割引先や裏書先から一気に遡及されるのは、所謂”連鎖倒産”の引き金となります。

昨日、クライアント企業には、振出先企業(倒産した企業)にすぐに向かうことを促しました。多分、関係者は誰もいないと思われますが、少なくとも何社かの利害関係者(債権者)には会えるかもしれません。利害関係者と連携して情報収集することも必要です。今後、管財人が処理を行うことになるでしょうが、その前に相手先の現在の状況を自らの目で確かめておくことが肝心です。

今回倒産したのは、西三河の中堅企業(製造)のようです。利害関係企業への被害拡大が懸念されるところであります。
今後、師走にむかって現状景気が続けば破綻に追い込まれる企業も増加するのではないかと噂されています。

受取手形の取り扱いには充分に注意を図っていただきたい・・・。

10/06/2009

来場者数は激減した。

イケメンドライバー、レッドブル・ルノーのセバスチャン・ベッテル(22)=ドイツ=が、ポールトゥウインして幕を閉じたF-1。自分は、3年ぶりの鈴鹿開催でのレースに満足して帰ってきたわけですが、昨日気になる記事が目にとまりました。

「3年ぶりの鈴鹿F1、観客数は最少・・・ 
鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で4日閉幕した3年ぶりのF1日本グランプリ(GP)は3日間の期間中、延べ21万人が訪れた。鈴鹿での通算21回の日本GPでは、台風が襲来し予選が中止となった2004年と同じ数字で過去最少。景気低迷などの影響とみられる。

 企業などの団体客が少なく、3万~5万円台と高めの観戦券の販売が難航。観戦客からは「落ち着いて観戦できた」「交通渋滞がなく、アクセスが楽だった」など歓迎の声も上がったが、4日の決勝も前回のF1開催の06年の6割程度の10万1千人にとどまった。

 日本GPは11年まで鈴鹿での開催が決まっている。サーキットを運営するホンダの子会社モビリティランドは200億円をかけて観客席などを改修した。」

思えば8月のSuperGT観戦の時、メインスタンド、1.2コーナー、最終コーナーとも空席が目立ち、景気低迷の影響を感じました。
9月の富士でのSuperGTでは(blogにも書きましたが・・)、それを感じさせないほどの沢山の来場者に安心感を覚えたのですが・・・。
そして一昨日の鈴鹿でのF-1。
メインスタンドは、空席が見受けられましたが、視界に入った1.2コーナー、最終コーナーは大勢の観客が入っていました。
ただ、パドック裏からS字、逆バンク、ダンロップコーナーに抜ける特設スタンドに目を向けるとガラーンとしていて、確かに異様な光景でした。
この記事を読んで事実を知り、愕然としました。

今年のF-1界は、日本のみならず各開催地で来場者数の減少傾向がみられるそうです。
世界規模の不況にBMWは来年の不参加を表明しています。
TOYOTAは、現在のところ残り2戦の戦いに言及するにとどめていて来年については語っていません。

レース参戦(四輪、二輪含めて)には、多額の資金を要すると聞きます。
そのためには、自動車メーカー、タイヤメーカー、電装品メーカーのみならず参戦に協賛支援する各スポンサー企業、会場を運営する会社などが皆、元気でなければなりません。

今回、サーキット運営企業の粋なはからいで、来場者全員に1987-2006の鈴鹿でのレースシーンを収めたメモリアルDVDが手渡されました。

そこには、ドライバーと同化した観衆の活気に満ち溢れたその当時の姿が映し出されていて、一昨日、目の当たりにした光景とは違っています。
それを「あの頃は時代が良かったから」と言ってしまっては・・・。


「非現実的なレースの世界から派生した技術が具現化されて市販車は産出される・・・・・・・・・」
レースでの活躍を参考に市販車を選ぶ(購入する)人は少なくないと思います。
自分が購入した車を応援するためにサーキットに足を運ぶ人も実際に多いのです。
またレースのことはよくわからない(興味がない)人でも、TVなどでレースが放映されると、ついつい自分が乗っている自動車のメーカーを応援してしまいます。

厳しい時代だからこそ、業界、メーカーが一つとなって改善を図りながら盛り上げていってほしいものです。
個人的には、TOYOTAが来年以降もF-1に参戦してくれることを願っている。

10/05/2009

とびっきりの晴天に恵まれ,

F-1観戦に行ってきました。
途中まったく渋滞することもなく8:00には到着しました。

到着して暫く、レース関係者通用ゲート付近で待機しているとTVや雑誌でしか拝見することのないF-1ドライバーや監督に出会うことができました。
その後、パスを翳してピット上のパドッククラブへ。
9:00過ぎからは1回目のピットウォーク。フェラーリ、メルセデス、ルノー、BMW・・の各チームマシンを目の前にして、カメラのシャッターきりっぱなし・・・。
その頃メインスタンドの客席は3割程度でしたが、12:30過ぎからのドライバーズパレードの頃にはメインスタンド、1.2コーナースタンド、最終コーナースタンドとも多くの観客で埋め尽くされていました。
レース前には、部屋にニコ・ロズベルグと中嶋一貴が挨拶にきてくれました。

14:00。シグナルレッドが消えると甲高いF-1サウンドと共にレースがスタート。
1周を1分32秒で走るのですから、その迫力は凄いの一言に尽きます。(耳栓なしでは正直つらいものがあります。)
自分は、真下のTOYOTAチームとその横のREDBULLチームのピット作業を中心にずーっと見ておりました。

15:30頃、チェッカーフラッグが振られ、運の良いことに・・・見ていた両チームが1.2フィニッシュ。
特にTOYOTAチーム、トゥルーリにチェッカーフラッグが振られると観客席からは大きな拍手が起きました。

今回は、弟も東京から長女と共に観戦にきており、行き帰りの道中一緒することが出来ました。
パドッククラブでは特別な時間を過ごすことが出来ました。
Sさん、有難うございました。自分にとって最高の誕生日プレゼントとなりました。
「また来年も。」と声かけていただき・・・ありがとうございます。

そして何よりも、F-1がSUZUKAに帰ってきてくれて・・・・・「ありがとう。」

(法人税)慰安旅行

従業員レクリエーション旅行の場合は、その旅行によって従業員に供与する経済的利益の額が少額の現物給与は強いて課税しないという少額不追及の趣旨を逸脱しないものであると認められ、かつ、その旅行が次のいずれの要件も満たすものであるときは、原則として、その旅行の費用を旅行に参加した人の給与...