フジテレビ開局50周年記念ドラマ「不毛地帯」。
ドラマもいよいよラストに近づいている。
山崎豊子の原作は、かなり前に一度読んでいる。
自分の記憶にある・・主人公”壱岐正”が社長大門に勇退し相談役に退くことを促し、自らも後進に道を譲るシーン。
組織というものを考えさせられるシーンである。
出世や派閥といった醜い争いとは次元の違う、純粋に会社の成長のために戦う主人公。最後に彼の本意が明かされる。原作の背景は昭和30年代なのであるが、今の時代にも大いに参考となる。
今日の放映からでも遅くない。是非、最終話まで見てみては如何だろう・・。
かつて仲代達矢が壱岐正に扮した東宝映画「不毛地帯」も見たが、唐沢寿明扮する壱岐正は、間違いなく役柄を演じきっている・・白い巨塔に続き、今回はそれ以上の好演だと自分は思う。
実に味のある役者さんである。
ラストシーンを今から楽しみにしている。