9/15/2009

清算・・・その後。


昨年12月。クリスマス直前。

あるCLIENTの社長さんと、会社の存続について話し合った。
「続けるか。やめるか。」

直近の決算では、過去最高益を計上していた会社だ。

社長さんの問いに、正直、自分も迷った。

「今月末(12月)までは仕事があるが、来年に入って全く予定がたたない。従業員の給与を払い続けていけば、来月(H21.1月)からは、赤字すなわち持ち出しが始まり、回復がなければ対処のしようがない。どうしたらいいか。」

丁度その頃、米国ではオバマ大統領の就任を控えていて、自分の中では氏の「Change」の言葉に、”もしかすると何かしらのサプライズがあるのかも”との期待を抱いていた。

当然、銀行にも、運転資金の打診はしていて、「OK」の回答も得ていた。

ただ従業員の問題、借入金の状況、機械の処分・・・と問題は山積。

「やはり続けていくことに自信がない。会社を閉じることに決める。」
多分、夜の11時を回っていたと記憶する。

その言葉に、自分の気持ちも固まった。そして社長さんに応えた。
「了解しました。では、最善の方法で解散、清算に向かいましょう。そして何よりも、誰にも迷惑をかけずに綺麗に終わりましょう・・・。」

結論を出してからの行動は、早かった。指示した通りに動いてくれた。

12月末には、会社の置かれた現在の状況を社員全員に正直に伝え、解散準備のため1月末に解雇せざるを得ない旨を伝えた。(解雇には、相当精神的に参った様子であったが、そんな中でも、解雇した社員が路頭に迷わぬようにと社長自ら東奔西走し、幾つか職場を探してきた事を知り、人間味を感じました。)

その後、スケジュール通り3月に解散。そして、6月30日。清算結了を終えた。
設立当初から12年間。その間の出来事が走馬灯のようによみがえり、その日、社長さんと二人、少し感傷的になったこと、今でも記憶に残っている。

今日、約1ケ月ぶりに社長さんにお会いした。

「あの日、決めて良かった。あのまま続けていたら、今頃どうなっていたことか。」
と出た言葉に、「最善を尽くして本当に良かった。」と心の中で呟いた・・・。

そして今、この社長さんは、景気回復後の自らの復活に向けて準備を進めている・・・・・・。

トヨタ関連の企業は、益々悪化の一途をたどっている。
現在、実際に解散、清算できる会社は、ある意味幸せだと思う。
資金繰り、借入金の問題、人の問題等々・・解散、清算したくてもできない会社が殆どだと思う。
金融機関も貸し出しについては今後はもっと厳しくなると言う。

時間は待ってはくれません。
今何をすべきなのか。
間違った判断をしないためにも、今一度、専門家や金融機関に協力を要請してみてください。
何か答えが見つかるはずです・・・・・・この社長さんのように。

(法人税)慰安旅行

従業員レクリエーション旅行の場合は、その旅行によって従業員に供与する経済的利益の額が少額の現物給与は強いて課税しないという少額不追及の趣旨を逸脱しないものであると認められ、かつ、その旅行が次のいずれの要件も満たすものであるときは、原則として、その旅行の費用を旅行に参加した人の給与...