11/25/2009

愛社精神の低下


一昨日、愛社精神の低下についてのニュース(地元の新聞では昨日の朝刊に掲載)が目に留った。
入社先に愛社精神を持っている人は、来春春に就職予定の学生では8割以上に達するのに対し、入社2~5年目の若手社員では約5割にとどまっているいるという。

”愛社精神”がなくて、企業は成長・発展するのか?そもそも”愛社精神”って一体何なのだろうか?

景気が悪くなると、「○○株式会社野球部廃部」「株式会社××、バスケットボール部休部」とかよく目にします。経営再建を最優先するために、野球にバスケット、バレーなんかしている場合じゃない・・・・・というところでしょう。今更、持ち出しても仕方のない話ではあるが、”TOYOTAのF1撤退”もその一つでしょう。

今秋、Blogに書いたとおり、鈴鹿サーキットにF1を見に行きました。観客数は激減、メインスタンドにも空席目立つ・・と記事に書かれていた通り、なにかもの淋しく感じました。
その後、TOYOTAは”F1撤退”を発表。

HONDAが昨年末にF1から撤退し、2009年我が国からは唯一TOYOTAのみが参戦する状況下に、昨年までの富士スピードウエイよりも遥かに本社から近い鈴鹿。全社員挙げて大応援団を形成し、スタンドが埋め尽くされる光景が実現できていたならば、”F1撤退”も「苦渋の決断」ではなく「有終の美」と称されたかもしれません。

全世界に中継放映されるF1で、全社員が一同に介して愛する会社を応援する。スタンド一杯にTOYOTAのフラッグが振られる。そんな光景を見せられていたら・・・・仮にレースで優勝できなかったとしても、「世界のTOYOTA」ここにあり・・を誰しもが思ったのではないでしょうか。

どんな会社でも、全社員が”愛社精神”を携えて同じ方向を向いて突き進む姿。どんな言葉、どんなプレゼンテーションより価値があり、何も語らずとも、そんな社員の造り出すものは優れたものであり、必ずや売れるであろう。

古き良き時代・・・特に高度成長期には、「全社員一丸」となって・・・という光景を良く目にした気がします。根底には、まさに”愛社精神”があったのでしょう。
冒頭の記事ではないが、今では逆に”愛社精神”という言葉すら死語になってしまっていないだろうか。

記事には、・・入社後も愛社精神を保ち続けるには、部下のやる気を引き出す上司のサポートが欠かせない・・と記述しているが、そういう意味では、社外にアピールできるスポーツ(部活動)は、社員挙げて応援することにより”愛社精神”を盛り上げる担い手になるのではないか・・・・・。

利益追従のために経費を節減する・・・その代償に”愛社精神”が失われてしまっては、結局のところ会社の成長・発展はないと、私は思う。

(法人税)慰安旅行

従業員レクリエーション旅行の場合は、その旅行によって従業員に供与する経済的利益の額が少額の現物給与は強いて課税しないという少額不追及の趣旨を逸脱しないものであると認められ、かつ、その旅行が次のいずれの要件も満たすものであるときは、原則として、その旅行の費用を旅行に参加した人の給与...