4/28/2010

受験時代の出会い

税理士になろうと決心し、勤務していた銀行を退職したのが20年前の12月。
当時の上司から「合格する保証は何もない・・・万一合格できなかった場合に、女房・子供がいて生活はどうする・・銀行に勤めながら目指せばいいじゃないか。」と、支店長室で当時の支店長と次長さんに退職を思いとどまるよう勧められたことを今でも覚えています。

本音を言えば、正直なところ確かに合格する保証は何もなく、不安がなかったと言えば嘘になります。
それでも、退職すると口に出した以上、後にも引けず・・「開き直り」の境地で6年弱勤務した銀行を去ることにしました。

退職する4ケ月前から、日曜日に名駅にあった専門学校の税理士講座を受講していましたが、退職したのを契機に翌年の1月からは平日の午前の部の講座に編入することにしました。
日曜日の講座は社会人が多く、どちらかと言えば”ほんわか”した雰囲気がありましたが、1月から編入した講座は、早期合格を目指した強者ばかり。どこかのTVタイトルではありませんが、正にその時の自分は「新参者」。
日曜講座出身の自分が、彼らに付いていける状況には当然ありません。
目を白黒させながら、一人で黙々と受講する日々が続きました。

そんなある日、強者の一人から「○○銀行に勤めていたそうですね?自分も同じ銀行に勤めていましたが1年前に退職し、税理士を目指しているんですよ。」と声をかけられました。どうも銀行に勤務しながら日曜講座に通っている人物がいると噂で知っていたとのことでした。
その後、彼は順調に合格し、自分も後を追うように晴れて合格することができました。

不安を抱えて飛び込んだ受験の世界で、この出会いがどれほど心強い存在であったか。
迷うことなく合格に漕ぎつけることができたのも、彼をはじめとした受験仲間の存在があったからこそ。当時の自分は、恵まれていたように思います。

その彼とは、良きパートナーとして現在もなお付き合いが続いています。
複雑な事案に当たった時には、お互いに昼夜問わず意見を求める。頼もしい存在です。

今日は、彼と二人で顧問を引き受けているクライアントの訪問日でした。昨日久しぶりに手に取った受験当時のファイルのこともあり、先程彼と別れた後に、ふと出会った当時を懐かしく思い出しました。

良き出会いに・・つくづく感謝・感謝です。

(法人税)慰安旅行

従業員レクリエーション旅行の場合は、その旅行によって従業員に供与する経済的利益の額が少額の現物給与は強いて課税しないという少額不追及の趣旨を逸脱しないものであると認められ、かつ、その旅行が次のいずれの要件も満たすものであるときは、原則として、その旅行の費用を旅行に参加した人の給与...