9/29/2010
みんな壊れかけている。

NHKの「堕ちた地検特捜部」なる番組を拝聴した。
コメンテーターを挟んで、元特捜検事と足利事件担当弁護士、女性ジャーナリストE氏が対峙した。
元特捜検事は、今回の改ざん事件を遺憾としながらも自らの特捜検事時代はそんなことはなくモラルが存在したと弁明。これに対し、女性ジャーナリストが過去から実際には行われていたのだと突っ込む。足利事件・・・言わずと知れた大冤罪事件であるが、コメンテーターの担当弁護士も特捜のやり方、特に密室で行われる供述調書の不透明性に疑問を投げかけた。
主任検事前田容疑者に続き最高検は、前特捜部長並びに前副部長の逮捕に踏み切る模様だ。
先だって、「急増!!弁護士トラブル」(NHK番組)についてBlogに記したばかり。
2年ほど前になるが、宇都宮地裁の現職裁判官がストーカー容疑で逮捕・・・・なんていうのも記憶に新しい。
国家試験の最高峰と唄われる司法試験の難関を突破して法曹界に入ったエリート達に一体何が起こっているのだろう・・・・。
裁判官にしろ検事にしろ弁護士にしろ、法曹界は正義のもとに立つ。
その正義が壊れかけている。
壊れかけていると言ったら、銀行員のモラルも同じではなかろうか。
地元の金融機関では今年に入ってお客の預金を着服する事件が数件起きている。
その何れも、支店を統括する立場にある者が起こしたものだ。
元支店長に元次長・・・・。遊興費でこさえて借金の穴埋めに着服したとは、なんともお粗末な話。
そんな彼らに頭を下げて事業資金の借入に出向いていたお客様はどんな思いでこれらの事件を捉えただろう・・・。
我々の業界でも不祥事が後を絶たない。今年に入って懲戒処分等され官報に掲載され税理士、税理士法人は相当数に及ぶ。数年前には、元国税局の幹部だった税理士が脱税指南した事件もあった。税務署職員の不祥事も多い。現金や飲食接待による処分、女子高校生に対する痴漢行為で逮捕、そういえば、3年前には名古屋市内で銀行立てこもり事件っていうのもありましたね。
この前、真昼間にスーツを着た若者が天に向かって指差しブツブツ言いながら通り過ぎていくのを見かけました。一見、普通の真面目そうな若者でした。
この世の中、何かおかしい。
そして・・・みんな壊れかけている。
9/28/2010
後付けなら、なんぼでも言える。

それから1週間の間に、船長は処分保留のまま釈放され、その後は、周知の如く、毎日のようにその時の対応を巡り是非について報道がされている。
自分がBlogに書いた翌日であったか、翌々日であったか・・・・未だ船長の身柄が拘束されている最中、石原新太郎東京都知事の”ヤクザ”発言には、過激発言の多い氏であることを差し引いても、何か胸のすく思いがした。
日本人の多くがそう思っていたであろう・・・。
沖縄地検で処分保留のまま釈放がされた後、世間は俄かに騒がしくなった。
政府は弱腰だとか、何故、中国の脅しに屈したのか・・・・等々、野党の面々も鼻息荒い。
尖閣諸島を巡る領土権の問題は、日本国の問題である。
何故このような有事において、政府与党も野党も検察も、その垣根を撤廃して対応しなかったのか。
TVでは、中国人観光客のキャンセルに見舞われたあるホテルがインタビューが流れている。日本の大企業の多くは、巨大な中国市場に進出し、活路を見出そうと必死である。日本経済は、もはや中国頼みが現実だ。
これを見透かしてか、国家を挙げて脅してくる。
もし、船長を拘束し続けて、極論として”国交断絶”などというカードを出してきたら・・・それでも「我が国は結構だ!!」と言い切れるであろうか。
1週間前、あるTV番組の街頭アンケート。
中国人は、尖閣諸島は我が国のものであり、日本が間違っているとハッキリ言い切る意見が殆どであった。
これに対して、日本人の回答は、「ここはまず冷静に対処して・・」と曖昧な意見が全体を占めていた。
は一昔前・・・「NOと言えない日本人」という書籍がベストセラーになったが、基本的には平和主義者なのだ。
石原新太郎氏の”ヤクザ”発言時に、国会議員の誰一人として「そのとおり」と手を挙げることもなく、逆に「やいやい、エライこと口にしちゃって、今、中国にそっぽ向かれたらまずい・・・・」なんて思っていた議員さんや経済人、大企業経営者も多かったんじゃなかろうか・・・。
後付けなら、何ぼでも言える。
足元見られての「ええの?そんな態度で?」の”やくざ”紛いの脅しに、「ええよ。」と断固たる対応が見てみたい。
終ったことの是非についての馬鹿げた論戦など見たくもなく、今こそ国家を挙げての対峙を望む・・・。
1週間前のBlogにも書いたが、「厭なら日本製品を買ってくれなくても結構。そして日本に来て頂かなくても結構だ。」
9/27/2010
ヒット商品

その中で、目を引いたのが「○き家」の牛丼。
最近頻繁に放映されている「○き家」の牛丼のコマーシャル。
昨晩そのCMが出来た理由に、「なるほど・・」と思った。
お客様からの意見・感想への対応力。そして実行力。
「人それぞれに合った分量の商品があれば良いのに・・・」こんな感想を受けて考え実現したのが”どんぶりの大きさを変える”ことだった。
考案して僅かの日数で実現。同時にCMを作成し、現在流れている。
中小企業は、不景気で経営成績も下降の一途を辿っている。
「景気が悪いから・・・」で片付けてしまったらそれでオシマイ。
こんな不景気でも、何かヒントはないものか。
先の「○き家」の牛丼・・・戦略が単に安売り戦略だったなら、魅かれることはない。
器を変えることへの発想に魅かれるのだ。
安売り合戦、所謂デフレ合戦は、結局自分の首を締め付けるだけ。
安くはないけれど・・・×××が、そこには○○がある。
そんな発想に、人は魅かれるのではないだろうか。
「○き家」の牛丼ではないけれど、お客さまからの声に耳を傾けてみる。もしかすると・・・とてつもないヒントが隠されているのかもしれませんね。
9/24/2010
「リスケ」

資金の融資を受けていた企業が経営不振に陥って返済が難しくなった時、この「リスケ」が必要になります。
金融機関にとっても無理な取り立て(融資資金の回収)によって融資先企業が破綻してしまっては、貸付債権の焦げ付きを招いてしまうため、返済の先延ばしに応じてでも確実に返済を履行してもらう方法を考えるのです。
景気の低迷を受けて、この「リスケ」という言葉を最近ではよく耳にするようになりました。
※リスケとは、rescheduling(リスケジューリング)の略です。
さて、このようなリスケを金融機関に依頼する場合、当初の返済条件を変更していただくわけですから、当然に金融機関に対する信用度は落ちてしまいます。
元々、「リスケ」は、経営者にとって、ギリギリのところで使う最後の手段であることを覚えておく必要があります。
以前このBlogでも記したことがありますが、返済元金は利益から拠出します。
利益が生じない会社は元金の返済は不可能です。
売上高から売上原価、販売管理費を控除したところの利益が営業利益。
営業利益に受取利息や雑収入などの営業外利益を加算し、支払利息や手形売却損(旧割引料)を控除したところが経常利益です。
一般的に、この経常利益に販売管理費内の減価償却費を加算した金額が元金返済可能最大値なのです(簡略的でありますが・・)。
この値が、マイナスである場合は、営業を継続するための運転資金が不足している状況です。
預貯金等の貯えがあれば、このような状況下でもなんとかそれを取り崩すことによって凌ぐことも出来ますが、貯えがない場合には・・・・正直、なんともなりません。
その場合、たとえ「リスケ」してもらったとしても運転資金不足のために経営を継続することは不可能となります。
追加の資金援助を金融機関に依頼してもNOの返事しかないでしょう。
「リスケ」は、企業がしっかりとした経営改善計画のもと経営立て直しのために金融機関に協力を要請するものです。
経常利益の創出も儘ならない経営を続ける以上、結局のところその企業は破綻することになるでしょう。
厳しい環境下、まだまだ甘い考えをお持ちの経営者が多いとお聞きします。
現時点における会社の財務諸表を理解した上で、どのようにすれば状況を打開できるか、真剣に取り組む必要があるのですが・・・・・・。
9/22/2010
4/14(水)から5ケ月+7日・・・
4/14(水)にGOLFに真剣に取り組み始め、今日まで162日間。
紆余曲折を経て、漸くここにきて・・この10日間。N氏のお陰で何か掴んだ気がする・・・自信を持って本日のGOLFに向かった。
取引先の部長と2人で名古屋グリーンカントリークラブ東コースを回る。
練習場のように果たして打てるのだろうか・・・
OUT 1番ロングホール(per5)。1W・・取り敢えず真っすぐ飛んだ。少しほっとする。
ところが、何を思ったのか、セカンドショットを練習場であまり使ったことのない5番のユーティリティーを選択してしまった。あ~・・・の声も空しく、ボールは右に曲がり山の斜面へ。最初からトラブルだ。その山の斜面からの第3打。練習場には斜面はない。当然、ちょろって、斜面から下に転がっただけ。それも深いラフ。そのラフからの第4打。この時期のラフは厳しい。クラブがラフに取られて何とかフェアウエイに出ただけ。
第5打。グリーンまで約80ヤード。漸く、練習場で練習を重ねたPW。ショットは良い。ただ距離感が掴めずショート。グリーンエッジからの6打で漸くグリーンに乗る。
この時点で、なんだかいつもと変わらない自分に少々がっかり・・。これが、負の連鎖を呼び、グリーン上で4パット。1番ホール、上がってみれば10点。初めから5オーバーだ。
ところが・・・ここから吹っ切れた。2番以降、ドライバーは絶好調。6番ホールで今日最初のOBを出したが、当たりは悪くなかった。
アイアンは、自分としてはかなり切れていた。ただ・・・パターは絶不調。
5番のロングホールは、50センチのパーパットを外してボギー。
7番のショートホールは、ワンオン(ピンまで約5メートル)したにもかかわらず、3パットのボギー。
最後の9番だけは、痺れた・・・。
入れれば49。50と49では気持ちが違う。残り1メートルのパーパットを慎重に沈めた時、少し興奮した。
1番で10点以外は、今までの自分とは明らかに別人だ。パターは別として、ドライバーもアイアンもほぼ完璧。
昼食後、後半9ホール。
INの5番までは、4オーバー。いい感じだ。
そして15番のショートホールを迎えた。ご一緒したT氏から、この調子だと45は楽勝だよ・・の言葉に色気が出てしまった。ここまでほぼ完璧だったアイアンショット・・。15番ショートホールは迷いなく8番アイアンを手にしてアドレスを取り振りぬいた。
今日2度目の「あっ!!」の声が出てしまった。理由は判らない。右にシャンク!!でOB。今日2個目のOBだ。それもショートで・・。
結局このホール7点。
ゴルフの上手な人からよく、上がり3ホールが重要だと聞いていた。
16番。またも50センチのパーパットを外しボギー。
17番。ラフからのセカンドに苦労し、ダボ。
そして18番。緊張感をもってこんなにゴルフをしたことは記憶にない。かなりバテた。
丁寧に丁寧に・・と心がけ、やはりパターに苦労し、ダボで終えた。
後半のスコア49。
昨日の予想93には及ばなかったが、49+49=98で終ることが出来た。
前半ラストの9番。後半ラストの18番。この2ホールの最後のパターは本当に痺れました。
そして、本当に疲れました。
なんとか、最低ライン100を切ることはできました。
この10日間で変身を遂げたのは、間違いありません。ご一緒していただいたT氏も別人のようだと。
キャディーさんにも褒められました。特にドライバーの飛距離は軽く250ヤードは超えて、260~270ヤードと言われました。ドライバーのOBも僅かに1個。
何か本当にGOLFが楽しくなりました。
また、練習に精が出ます。
来月は、安定してまず90台が出るようにしよう・・・。
目指すぞ!!80台!!
Tさん本日は有難うございました。来月も宜しくお願い致します。
9/21/2010
明日は・・楽しみである。
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