12/15/2009

賞与支給に想う


blogの更新がなかなかできないでいる。更新をサボっているわけではないが、一週間ほど、ろくに睡眠時間がとれない日々が続いている。
くどいようだが、「年末調整」の仕業である・・・・。

ところで、今年の年末調整。作業をする中で、気になるのは、冬季賞与の状況。
中小企業における冬季賞与の現実。

実際に賞与ゼロの企業も数多く見受けられる。寸志程度(餅代程度)のところもかなりある。
相当に厳しい状況である。

住宅ローンについては、殆どの者がボーナス返済を組み入れていると聞く。
偶々司法書士と会う機会があり、最近の状況を聞いてみた。
ここのところ、競売案件も出てきていると言う。
住宅ローンの返済については、今年の夏前あたりから冬は危ないとマスコミでも採り上げられていたが、いよいよ現実味を帯びてきたということであろうか。

この問題に直面している人の殆どが中小企業に勤務する者であることは言うまでもない。

本来、賞与と言うのはある期間に実現した利益の一部を従業員に配分し、従業員の利益貢献に報いるために支給するものと考えるならば、この景気の下では賞与支給が薄いのも止むを得ない。
ただ、同じ境遇(景況)にあるにも拘わらず、中小企業に勤務する者と長年に渡りその中小企業に支えられて成長した大企業に勤務する者との賞与の格差は、あまりにも乖離していて不公平感を感じずにはいられない。

大企業の利益捻出(赤字縮小?)に中小企業では仕事があっても単価を抑えられ利益どころか赤字は拡大する一方にある。特定の業種においては、仕事すら出てこない。
中小企業の社員は、賞与の支給どころか、月給でさえも休業日の増加で下がり、苦渋を強いられている。可笑しな構図である。

冬季賞与欄に数字の記載のない源泉徴収簿を目にした時、その裏の人間模様を想うと・・・たまらない・・・・・。

(法人税)慰安旅行

従業員レクリエーション旅行の場合は、その旅行によって従業員に供与する経済的利益の額が少額の現物給与は強いて課税しないという少額不追及の趣旨を逸脱しないものであると認められ、かつ、その旅行が次のいずれの要件も満たすものであるときは、原則として、その旅行の費用を旅行に参加した人の給与...